古座川町 地域

「移住のきっかけになるシェアハウスをつくりたい」高柳沙月さん(古座川町・27)がAbemaTV「株式会社ニシノコンサル」に出演

 古座川町の山深い古民家でゲストハウス「ラコマ・ハウス」を運営している高柳沙月さん(27)が、お笑いタレントで絵本作家、実業家などマルチに活躍する西野亮廣(にしのあきひろ)さんが司会を務めゲストの悩みや質問に答える、国内最大の無料インターネットテレビ局「AbemaTV(アベマTV)」の番組「株式会社ニシノコンサル」に出演。シェアハウスを作りたいという新たな目標に関する悩みなどを打ち明けた。

 大阪出身で、若くして田舎暮らしの目標を叶え、ゲストハウスの客にもその魅力を伝えている高柳さん。旅行として訪れた人と接しているなかで、田舎暮らしや和歌山に移住したいと考えている人が多いことを知るが、実際に移住を実現するには高いハードルがあることを実感。そこで、短期間滞在して田舎暮らしを体験できる場として、シェアハウスをオープンさせたいと考えるようになったという。
 しかし、現在のゲストハウスは残したまま運営したいという人の問題に加え、経済的、地理的な問題、女性1人で運営していくことの難しさなど多くの課題があり、それらを「株式会社ニシノコンサル」で西野さんらに相談した。

西野亮廣さんが司会を務める「株式会社ニシノコンサル」


 西野さんは「それまでの人生を変えて移住するにはかなり高いハードルがある。旅行と移住の中間点としてシェアハウスを開くということはすごくいいこと。ただ、20代の若い方に特に多いが、ゲストハウスもしながら新たに0からシェアハウスを作っていくのは現実的じゃない。同じ目標を共有できる、またはコラボできる誰かに便乗して自分のやりたいことをうまく実現していくほうが、膨大な労力をかけて0から1にするよりも簡単で、より多くのことができる」とアドバイスした。
 また、西野さんが兵庫県川西市で美術館を作り運営していることにもふれ「田舎の人は、突然他所の人が来ると、何か悪いことが起きるのではと怖がる。まずは飲み会を開いたり、スナックを1、2年やって地元の方の信頼を得ること。そうすれば向こうからいろいろと教えてくれたり、協力してくれるようになる」と経験談を話した。
 さらに、兵庫県川西市を選んだ理由について「川西市は源氏発祥の地。歴史や文化というものは今から何をしても作ることができないもの。歴史を背景とした観光イベントを少しずつアップデートしていくなど、地方にはそれぞれの伸びしろがまだまだある」と前向きに捉えていた。
 番組での貴重なアドバイスを受け高柳さんは現在、運営中のゲストハウスでは、より田舎でのありのままの暮らしを体験してもらえるようにリニューアル。シェアハウスでは、すさみ町で同じように移住者を増やしたいと活動する仲間を見つけ、物件探しなどを行っているという。「夢をシェアする」という西野さんのアドバイスを吸収し、高柳さんの新たな夢がどのように動いていくか楽しみだ。


 出演番組を視聴する場合は、AbemaTV(URLは https://abema.tv/ スマートフォンのアプリもある)内で「株式会社ニシノコンサル #37」で検索。または https://abema.tv/channels/special-plus/slots/DLQ3FPbNG6JgT9
 AbemaTVは、生放送中の番組は無料で視聴できるが、過去放送分は有料(月額960円)の「プレミアムプラン」への登録が必要。同プランに登録し、1カ月の無料体験期間中に過去番組を視聴し、解約すれば無料で目当ての番組を視聴することもできる。

 高柳さんの移住の経緯やゲストハウスについては過去記事で紹介している。

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