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星空を観光資源に! 星空ツアー「STAR FOREST」

「星空のような、まだ見ぬ観光資源が和歌山にはたくさんあるはず」

 星空ガイドの角田夏樹さん(33)が、みなべ町をはじめ県内各地を巡り、天体観測や旬の星の案内をしてくれる「星空ツアー」を展開。10月からは同町山内に事務所兼コーヒースタンドをオープンする。

 「STAR FOREST」では「熊野古道で星空ツアー」をテーマに、主に「海辺の熊野古道」といわれる同町千里王子周辺で、熊野古道と星のつながりや、季節ならではの星を案内する。肉眼で見える星や星座をはじめ、天体望遠鏡を使い、目では見えない星々と宇宙を観測。また角田さんのガイドにより宇宙の神秘を感じられる貴重な時間を提供している。

 2019年3月からは千里海岸に近い場所に住居兼事務所を構え、星空ツアーを開催しているほか、手作り望遠鏡作りなどのワークショップやイベントも開催。10月からは毎週木・金・土曜の午前10時から17時までオープンするテイクアウトのコーヒースタンドも始める。

星空ガイドの角田さん

 みなべ町出身の角田さんは大学時代に天文学を学び、2013年からニュージーランドのレイクテカポという町で星空ガイドの仕事に就いた。人口約300人、豊かな自然が魅力のこの町は、美しい星空を観光資源とし、また星空を世界遺産にしようと周辺環境の保護活動も盛んだという。角田さんはここで延べ1万人以上に星空を案内する傍ら、町の天文台で観測員として勤め、星空のスペシャリストとして経験を積んだ。

 故郷・和歌山の魅力を広めたいという思いから、2017年に「STAR FOREST」を開業。県内はもちろん、全国でも珍しい星空ガイドとして活動している。自然が豊かで人口が少ないながら、星空を資源として多くの観光客を受け入れているテカポの姿は、和歌山にも大いに参考になると角田さんは言う。

 「テカポでは星空を守るために例えば街灯を低い位置に下向けに設置するなど、町ぐるみで徹底した環境保護を行っています。和歌山では過疎化が進み、マイナスイメージを持ちがちですが、人が減れば星は綺麗になる。過疎高齢化は止められないことですが、視点を変えればこれまで気づけなかったものが武器になることもある。自然や歴史文化が豊かな和歌山には、星空のようにまだ見ぬ観光資源があると信じています」。

星空ツアーの紹介ムービー

 「STAR FOREST」の星空ツアーは、通常時はみなべ町で行われているが、県内各地で行うこともあり、貸切でのツアーや新たな観測スポットの発掘、さまざまな他業種とのコラボ企画も開催しており、活動の輪を広げているという。料金は大人3000円、中学生以下2000円。年間パスは大人7000円、中学生以下 5000円。

 問い合わせは☎090・7264・8482。ホームページはhttp://starforest.mystrikingly.com/

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